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正負の数加減法赤と黒のゲーム
 中学に入って初めて学習する正負の数の加減法ですが、後に学習する文字式につながるので大切です。
指導のポイントは、
 1.符号と演算との違いをはっきりさせること
 2.マイナスをひくと何故増えるのか
 3.代数和の考えがしっかりできるか
です。
 それを指導するのにとても有効なのが、トランプを使った「赤と黒」のゲームです。
それについて紹介したいと思います。
 
このゲームの持つ効果について

 トランプには赤のカードと黒のカードがありあます。
赤を+(プラス)、黒をー(マイナス)《逆でもよい》として「ばばぬき」のように隣の人から1枚のカードを取り、反対の人に1枚のカードを取られ、自分の持ち点が多い方が勝ちというゲームです。
 子ども達はゲームでいかに勝かを考えて夢中でやります.
 したがってこちらが指導しなくても自然に、赤と黒の同じ数はキャンセルしたり、赤は赤同士、黒は黒同士集めて計算し、それらの差で得点を求める方法を身につけます。
 さらに、カードを取られるとき赤(プラス)を取られると得点が減り、黒(マイナス)を取られると得点が増えることもわかります。
 また、手持ちの合計は+が省略されているわけで、代数和の考え方につながります。
 さらに、カード1枚ずつが項ですので項を入れ替えての同類項をまとめることにもつながっていきます。
 この「赤と黒」というゲームは生徒も楽しく学べて自然に理解できる大変よい方法です。

 
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