「みかわの森」へようこそ 若年認知症介護 腎細胞癌その後 前立腺がん 数学教育 の4つの森があります


何故なのマイナス×マイナス=プラス
 中1の始めで出てくる「正負の数」のかけ算。「マイナス×マイナス=プラス」はどうしてか。それを理解してもらう教具タイムマシーン「お散歩ドラちゃん」の紹介です。
 
 小学校で使っていた算数セットの中にあった時計を改造し、モーターを使って時計を動かし、同時にそれをプーリーを使い釣り糸を輪にし、ドラえもんをぶら下げて動くようにしました。時計は12時を「0」、1時を「+1」、2時を「+2」、3時を「+3」、4時を「+4」、5時を「+5」、11時を「ー1」、10時を「ー2」、9時を「ー3」、8時を「-4」、7時を「ー5」としました。右方向を東、左方向を西とし、中央を0とし、1時間進むところに「+4」2時間進むところに「+8」のように目盛りを書き、逆に1時間前のところに「ー4」2時間前のところに「ー8」のように目盛りを書きました。
算数セットの時計を利用
時間は現在を0
1時間後を+1
1時間前を-1
後ろにモーターをつけました
早すぎるのでギアーを使い減速し
時計の針を動かすところにつけ
その間にプーリーを入れました
右にもプーリーをつけ釣り糸で輪にし、時計が動くと糸も動くようにする
糸にドラえもんをぶらさける
右が東、左が西とし、中央を0、
1時間時計が動くごとに、右に+4、+8のように目盛りをつけます
1時間時計が戻るごとに、左にー4、ー8のように目盛りをつけます
使い方
質問 1時間に 4km 進むことは?
板書 速さ 4km/時(生徒の答えを書く)
質問 3時間では?
板書 12km(生徒の答えを書く)
質問 式で書くと
板書 4km/時×3時間=12km(生徒の答えを単位もつけて書く)
ここで「お散歩ドラちゃん」を動かし3時間後12kmまで進むことを確認する
質問 1時間前はどこにいた。このときの時間は何て書いたらいい?距離は?
板書 -1時間。-4km(生徒の答えを書く)
質問 じゃ3時間前はどこにいたの?
板書 ー12km
「お散歩ドラちゃん」を動かし-3時間後-12kmにいたことを確認する
質問 式で書くと?
板書 4km/時×(-3)時間=(-12)km(生徒の答えを単位もつけて書く)
ドラえもんの向きを西にし、下の糸に付け替えます。
質問 今度はドラえもんは日に向かって時速4kmで進んでいます。3時間後は?
板書 -12km(生徒の答えを書く)
「お散歩ドラちゃん」を動かし3時間後-12kmまで進むことを確認する
質問 式は?
板書 (-4)km/時×3時間=(-12)km
質問 (-4)×(-3)をお散歩ドラちゃんを使って説明してください
   時計の針はどこをさすか。ぼうしの向きはどっち。どこにいるの。
「お散歩ドラちゃん」を動かし-3時間後+12kmにいたことを確認する
板書 かけ算の規則
   (プラス) ×(プラス) =(プラス)
   (プラス) ×(マイナス)=(マイナス)
   (マイナス)×(プラス) =(マイナス)
   (マイナス)×(マイナス)=(プラス)
 羅針盤へ戻る
数学の森
楽しいひろば
楽しい数学をしてみませんか
折り紙の世界
折り紙を使った数学の紹介です
素敵な美術館
生徒の書いたレポート・作品が見られます
実践の羅針盤
中学・高校数学のワンポイント実践
おもちゃ箱
私が作ったり利用した教具の紹介